愛媛県伊予市のウナギ加工会社「サンライズフーズ」(解散)による産地偽装事件で、県警は十九日、不正競争防止法違反(虚偽表示)の疑いで、同社元社長
県警によると、サンライズ社は二〇〇六年ごろから計約一千万匹を全国に出荷。大半は中国や国内のほかの県などから仕入れ、愛媛県産と偽装していたとみて、県警は全容解明を目指す。
調べでは、大山容疑者らは昨年七月一日、愛媛県産でないウナギのかば焼き約一万三千匹のパックに愛媛県産と表示したラベルを張り、水産卸大手「中央魚類」(東京)に約一千万円で販売した疑い。
大山容疑者は昨年九月、県警の任意の事情聴取に対し、出荷したウナギに愛媛県産以外が混入していたことは認めたが、意図的な偽装は否定していた。
サンライズ社は昨年八月、農林水産省から改善命令を受け、県警が九月に関係先を家宅捜索していた。