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2009年02月19日(木) 00時00分

集めたプルタブで車いす購入鳥栖北小市役所に寄贈読売新聞

車いすを届けた児童代表(後ろは橋本市長)

 鳥栖市の鳥栖北小学校(約780人)の児童代表らが18日、鳥栖市役所を訪れ、集めた空き缶のプルタブを換金して購入した車いす1台を寄贈した。

 6年の池部優さん(12)、古田道大君(12)らが4年生の時、総合学習の時間に、プルタブや空き缶を集めて車いすと交換し、お年寄りや体の不自由な人のために使ってもらう活動があることを知った。自分たちも取り組もうと、家庭にあるものを持ち寄ったり、店舗からもらったりしているうちに、活動が学校全体に広がった。

 同小教諭から活動のことを聞いたプルデンシャル生命保険博多支社(福岡市)の社員らが加わり、福岡市や佐賀市の小学校、病院などからプルタブを寄せてもらった。2年がかりで計約200キロが集まり、約6万5000円の車いすを購入した。

 橋本康志市長に車いすを渡した古田君は「卒業までに目標を達成できるとは思わなかった」と笑顔を見せ、池部さんは「みんなの協力のおかげ。大切に使ってほしい」と話していた。市は車いすを総合案内窓口に置き、必要な人に使ってもらうことにしている。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20090218-OYT8T01012.htm