17日午後10時頃、沖縄県北中城(なかぐすく)村島袋(しまぶく)の米軍基地従業員、具志堅盛宏さん(45)から「自宅2階のクローゼット内で妻が死んでいる」と110番があった。県警沖縄署が調べたところ、首に絞められた跡があったため、殺人事件として同署に捜査本部を設置。遺体は腐敗しており、具志堅さんの妻(46)とみて確認を急いでいる。司法解剖の結果、1週間以上経過しており、死因は窒息死。
発表によると、具志堅さん方は2階建ての2世帯住宅。1階に具志堅さんと父親(78)、2階に妻と高校生の長女(15)が別居状態で暮らしていた。2階には2部屋あり、遺体は妻の部屋のクローゼット(2メートル四方)内に服を着た状態で横たわり、衣類で隠されていた。首にひも状のものが巻き付いていた。長女の行方が分からなくなっているという。
具志堅さんは1月27日、「妻が1月11日に『長女と一緒に親類の家に行く』と娘の携帯電話からメールを送ってきたが、その後、2人と連絡が取れなくなった」として同署に家出人捜索願を出していた。
具志堅さんは妻の失跡後、2階で飼っていた猫に餌を与えるため、2、3日ごとに2階を訪れていた。17日も2階に行ったが、異臭がしたため遺体を見つけたという。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okinawa/news/20090219-OYT8T00307.htm