網走地方気象台は19日、北海道網走市で流氷接岸初日となったと発表した。
平年より18日遅く、昨年より24日遅い接岸で、1959年の統計開始以降2番目に遅い記録となった。
発表によると、18日夜から19日未明にかけて吹いた北風で、沖合にあった流氷が押され、19日午前6時30分頃、気象台の職員が接岸を確認した。接岸した流氷は薄く、沖合には流氷のない部分もある。気象台によると、19日は西または南西の風が予想されるため、流氷が離れる可能性もあるという。
接岸初日を聞いて夫婦で海岸を訪れた同市二見ヶ岡、農業川野辺友昭さん(33)は「接岸が遅れていて、なんだか寂しかった。ようやく網走の冬が来た気がする」と喜んでいた。