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2009年02月19日(木) 00時00分

小学生向け「正義」読本を発行読売新聞

消費者トラブル予防にも

 全国消費生活相談員協会(東京)はこのほど、小学校高学年を対象にしたブックレット「法を学ぼう・はじめの・一歩 正義をさがそう」を発行した。

 「自由」「責任」「公平」「正義」など法の土台となる価値について、身近なエピソードを例にしながら、会話形式の文章で分かりやすく解説している。

 例えば、授業中にケータイ(携帯電話)が鳴ってしまったケース。「学校へのケータイの持ち込みを禁止するルールなんて、なければいいのに」と不満を述べる女児に対し、男児が「きまりは守るべきだ。ぼくもがまんしている」と応じるなど、ルールの必要性や決め方などについて学んでいく。

 同協会の担当者は「子どもの時から、筋道を立てて話し合い、正しいことを判断する力を身に着けることは、消費者トラブルに巻き込まれるのを防ぐためにも大切。親子で一緒に読んでほしい」と話している。

 A4判、56ページ。1冊600円(税込み、送料と振り込み手数料別)。購入希望者は、住所、氏名、連絡先を明記して、はがきかファクスで同協会へ申し込む。あて先は、〒108・8566(住所不要) 全国消費生活相談員協会販売係。ファクスは、03・3448・9830。

http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/mixnews/20090219ok05.htm