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2009年02月19日(木) 09時59分

広島—ソウル線のダイヤ改正中国新聞

 広島県は18日、広島空港(三原市)を毎日発着するアシアナ航空のソウル線のダイヤが、3月29日から出発は午前9時40分、帰着は午後8時5分に改正されると発表した。利便性を向上させたい県の要請を受けて、同社が広島空港での夜間駐機を3年ぶりに復活し実現した。

 現在のダイヤは、午前11時10分(日曜は午後3時半)に広島空港に帰着し、午後零時10分(同午後4時半)に出発する。同社はすべての曜日を朝発・夜着に改正する認可を国土交通省に申請しており、ソウル・仁川国際空港内に日本人専用の搭乗手続きカウンターも開設。県は当面、駐機料や乗員の宿泊費などを助成する方針。

 同社は2002年3月からソウル線の機体を朝発に備え夜間駐機していたが、路線が競合していた日本航空が06年3月に撤退したのを機に今のダイヤに変更。広島側の利用者には韓国を朝早く出発するため不評で、07年度は利用者数が前年度比で約7000人落ち込んだ。朝発・夜着のソウル線は大韓航空が岡山空港(岡山市)で運航しており、「県東部の利用者が岡山に流れた可能性が高い」と県空港振興課。県は昨年7月、有岡宏副知事をソウルのアシアナ航空本社に派遣するなどして、ダイヤの見直しを求めていた。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200902190036.html