保険料を納めた証拠がない場合の年金給付を判断する年金記録確認広島地方第三者委員会は18日、昨年度に申し立てがあった864件の審査が終了したと発表した。給付認定し、社会保険庁に記録の訂正をあっせんしたのは203件で、639件の申し立てを却下した。取り下げは22件。給付認定の割合は24.1%で、全国平均の40.0%を下回った。
広島市中区の広島合同庁舎で記者会見した委員長の立岩弘弁護士は給付認定について「当初思ったよりも少ないが、中央委の判断基準に沿って審査した結果。申立人の記憶が中心になるので解明が難しかった」と述べた。