国際協力機構(JICA)の招待で来日中のルワンダ、ソロモン諸島など7カ国の情報通信技術(ICT)関連の政府職員らが17日、岡山県矢掛町を訪れ、同町が本年度、県内で初めて導入した、テレビ電話を使って1人暮らしの高齢者を24時間体制で見守る「安心・安全あったかコミュニケーションシステム」を視察した。
一行は、町保健福祉課職員から「高齢者の安否は熱感知センサーで確認する」などと説明を受け、1人暮らしの矢掛町本堀、農業川上宣次さん(77)宅へ。専用の機械の液晶パネルにタッチするだけで町が委託する民間業者の「見守りセンター」や近所に住む協力員、岡山市の長男(47)へ接続。首にかけたペンダントで試験的に緊急通報する姿に見入った。
【写真説明】川上さん(手前)がテレビ電話を使って家族らと連絡を取り合う様子を見学する外国の政府職員