「着うたフル」を装った違法音楽配信サイト「第〈3〉世界」を運営し、ヒット曲を無断配信したとして著作権法違反罪に問われ公判中の無職藤本継矢被告(28)=兵庫県姫路市=が大阪国税局の税務調査を受け、2007年末までの3年間で約8000万円の所得隠しを指摘されていたことが19日、分かった。追徴税額は重加算税を含め約3500万円とみられる。
関係者によると、サイトは約2万曲が無料でダウンロードできる状態で登録され、中高生らの人気を集めた。サイトの広告収入として、08年10月に逮捕されるまでに少なくとも約1億2000万円を得たが、税務申告していなかったという。
藤本被告は、追徴税や08年分の所得にかかる税金の納付後に残る見込みの預貯金約4000万円を、曲の著作権者への被害弁償に使う方針という。京都地裁(坂口裕俊裁判官)の2日の公判では懲役3年、罰金500万円を求刑された。(共同)
(2009年2月19日22時39分 スポーツ報知)
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