米フロリダ州裁判所の陪審は18日、米たばこ会社フィリップ・モリスUSA(アルトリア・グループ)に対し、長年の喫煙の末肺がんで死亡した男性の妻らに賠償金など計800万ドル(約7億5000万円)を支払うよう命じる評決を下した。米メディアが報じた。
同陪審は、40年以上喫煙を続け1997年に55歳で死亡した男性の妻らに損害賠償として300万ドル、懲罰的賠償金として500万ドルの支払いを命じた。
同州では同様の訴訟が約8000件あり、今回の裁判はその最初のケースで他の訴訟に影響する可能性がある。フィリップ・モリスは上訴する方針を明らかにした。(共同)
(2009年2月19日14時19分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090219-OHT1T00248.htm