広島県警広署は19日、顧客の貯金約2290万円を無断で解約し詐取したとして、詐欺の疑いで、JA呉(広島県呉市)の元支店長代理松本和樹容疑者(41)を逮捕した。JA呉が昨年12月に懲戒解雇、刑事告訴していた。
JA呉の内部調査では、松本容疑者は約10年にわたり無断解約を繰り返し、被害額は約2億6000万円に上るとしており、広署は確認を進める。
調べでは、松本容疑者は郷原支店(呉市郷原町)の渉外担当主任だった2007年9—12月、「預け替えた方が金利がいい」と言って呉市の女性(80)から証書を預かった上で、定期貯金の解約依頼を受けたように装い、窓口の職員に解約させ、金を詐取した疑い。
松本容疑者は「競馬に使った」と供述。ほかの客の貯金も無断解約したと認めているという。
(2009年2月19日12時01分 スポーツ報知)
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