警察庁が撲滅月間と位置付けた2月の振り込め詐欺被害は、前半(1−14日)が約4億3900万円だったことが19日分かった。目標とする昨年10月の月間中の被害(約15億7000万円)からの半減には届かないペースで、同庁は「一層努力する」としている。
前半の振り込めグループの摘発は16件、72人。このうち市民からの情報提供などにより摘発につながったのが11件、19人だった。
振り込め詐欺に使われた携帯電話への警告電話は1300回線に1万3000回実施。繰り返すうちに不通になるケースが多かったとしている。
2月13日の集中警戒日の被害は7件、約470万円。全国の現金自動預払機(ATM)周辺で高齢者らに声を掛けた警察官が8件の被害を防止したという。