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2009年02月19日(木) 18時36分

近畿大が法医学教室にAI装置 国内初東京新聞

 近畿大医学部(大阪府大阪狭山市)は19日、司法解剖を担当する法医学教室に、国内で初めてとなる専用の死亡時画像診断(AI)システムを導入したと発表した。死因解明のスピードや正確性が格段に向上することが期待できるという。

 近畿大によると、AIシステムは、コンピューター断層撮影(CT)と3次元画像処理ソフトを組み合わせた最新の機器。大学病院で診断に用いられたり、教育用に使われたりする例はあるが、法医学教室の専用としては初めてという。

 ことし5月には、裁判員裁判のスタートを控えており、近畿大は「視覚効果を活用した『分かりやすい』判断材料を法廷に提供できる」としている。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009021901000732.html