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2009年02月19日(木) 18時25分

名古屋地下鉄エスカレーター事故で5人書類送検 東京新聞

 名古屋市営地下鉄久屋大通駅(同市中区)で昨年5月、エスカレーターが逆走し14人が軽傷を負った事故で、愛知県警は19日、業務上過失傷害の疑いで製造元の日本オーチス・エレベータ(東京)のエスカレータ設計課長(52)ら5人を書類送検した。県警は「厳重な処分を求める」との意見を付けた。

 オーチス社は「真摯に受け止め、安心と安全を最優先に取り組む」とコメントした。

 ほかに書類送検されたのは、事故前にエスカレーターの補強工事を指示した同社中部支店の工事部部長(57)ら3人と、工事をした名古屋市熱田区の電気設備会社社長(52)。

 調べでは、オーチス社は2007年9月の点検で、モーターを固定する金属板のボルトの破断を発見し、電気設備会社に工事を依頼。オーチス社の設計課長ら4人は工事に必要な指示を怠り、電気設備会社社長は金属板を補強する金具をずさんに溶接し、昨年5月、金具を破損させ、事故を引き起こした疑い。

(共同)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009021990174427.html