三重県四日市市の路上で18日未明、タクシー運転手小泉洋さん(55)が客の男に刃物で刺され重傷を負った強盗殺人未遂事件で、現場から血の付いた帽子が見つかったことが分かった。県警捜査本部は男の遺留品とみて、入手先などを調べている。
捜査幹部によると、つば付きの白っぽい帽子で、タクシーが停車した路上の近くに落ちていた。小泉さんは「男は帽子をかぶっていた」と説明しており、男が逃走した際に落とした可能性が高い。血は2人がもみ合ったときに付着したとみられる。捜査本部は男が金の要求をせず小泉さんを襲っていることなどから強い殺意があったとみている。
(中日新聞)