東京都の災害派遣医療チーム「東京DMAT」と東京消防庁、陸上自衛隊、警視庁の4機関が19日、東京都立川市の陸自立川飛行場で初の合同訓練を実施した。
4機関は同飛行場を広域防災基地として拠点にする計画にしており、相互の連携強化を図るのが目的。東京消防庁のハイパーレスキュー隊員ら総勢約180人のほか、陸自の大型化学車など48台も参加した。
訓練は、昨年9月に調布飛行場で小型機がオーバーランした事故を踏まえ、民間ヘリコプターが緊急着陸に失敗したとの想定で実施。
4機関合同の連絡調整本部が指揮し、航空機が炎上したとの想定で、東京消防庁の消防車が一斉放水した。
けがの程度により処置の優先順位を決める「トリアージ」も行い、飛行場内のテントにけが人を運び込み、3人の重傷者をヘリで搬送した。