記事登録
2009年02月19日(木) 10時32分

18歳未満の虐待被害過去最多に 319人、45人死亡東京新聞

 昨年1年間に警察が摘発した18歳未満の少年の虐待事件は前年比7件増の307件、被害者数は4人増え319人となり、統計のある1999年以降最多となったことが19日、警察庁のまとめで分かった。死亡は8人増の45人だった。

 また、児童ポルノ製造、提供事件も109件増の676件、18歳未満の被害者数は76人増の351人で、統計のある2000年以降で最悪だった。警察庁は「今後も被害から児童を守る取り組みを強化していきたい」としている。

 まとめによると、虐待のうち身体的虐待は205件、性的虐待が82件、子育ての怠慢・拒否(ネグレクト)が20件。年齢別では、1歳未満が47人と最多で、12歳と14歳が26人、16歳が25人。

 また、児童ポルノ製造、提供事件で摘発されたのは412人で、うちインターネット関連は213人。児童買春事件は291件減少し1056件で、被害児童数も293人少ない851人だった。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009021901000201.html