自己紹介の「プロフ」など出会い系でないサイトを利用し、わいせつや児童買春事件などの被害者となった18歳未満の男女は昨年1年間に792人(994件)で、出会い系が絡む事件の724人を上回ったことが19日、警察庁のまとめで分かった。
出会い系サイト運営業者への取り締まりが強化される中、同庁は法規制のない「非出会い系」に犯罪の舞台がシフトした可能性があると分析。「違法行為につながる書き込みがあれば削除を要請する」としている。
プロフ(プロフィルサイト)のほか「mixi(ミクシィ)」などソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)、携帯のゲームサイトなどを対象に初めて分析。
こうしたサイトを利用して、児童・生徒らが昨年中に巻き込まれた事件を罪種別にみると、わいせつなどの青少年保護育成条例違反が545人(648件)、児童買春・ポルノ禁止法違反が204人(299件)、強姦15人(17件)、殺人未遂2人(2件)だった。