2007年に発見されたルーリン彗星が24日に地球に最接近するのを機に、国立天文台は20日から、観察した日や場所をホームページを通じて報告してもらうキャンペーンを始める。
彗星が戻ってくるのは少なくとも数万年先。同天文台は「遠くに去ってしまう彗星で、一期一会の出会い。ぜひ見てほしい」としている。報告結果は集約して後日、ホームページ上で発表する。
同天文台によると、彗星は24日昼ごろ、地球に約6100万キロまで最接近。4−6等級で、肉眼では見つけにくいが、周囲に明かりがない条件が良いところでは、双眼鏡で見える可能性がある。
23−24日に土星のすぐ近くを通過し、27−28日にはしし(獅子)座の1等星レグルスのそばを通るため、これらの星を目印にすると探しやすい。
ホームページアドレスは、http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090220