摂南大(大阪府寝屋川市)は19日、全国の自治体のIT環境や情報管理への取り組みなどを調査した「2008年度電子自治体ランキング」をまとめ、都道府県別では3年連続で岐阜県がトップだったと発表した。
今年が5回目で、久保貞也准教授(経営工学)らの研究グループが調査した。
庁内LANの整備状況やホームページ上での情報公開、セキュリティー技術の導入など、約100項目のアンケートを実施。36都道県を含む880の自治体から回答を得て点数化し、順位を付けた。
岐阜県に続く2位は佐賀県で3位は兵庫県。市・区別では藤沢市(神奈川県)が2年連続トップ。2位が市川市(千葉県)、3位が厚木市(神奈川県)で、町村別の1位は小鹿野町(埼玉県)だった。
久保准教授は「全体的にインフラは整ってきているが、その先の工夫の部分で差が出ている」と分析している。