大阪府の橋下徹知事と、大阪市の平松邦夫市長は19日、共同で記者会見し、大阪府庁が臨海部の「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC)に移転することを想定した都市構想案を発表した。
移転が決まれば、具体化に向け副知事と副市長をトップとする協議機関を設置する。
構想は、臨海部の広大な未利用地と大阪城周辺の文化資産を結んだ街づくりを目指すことが柱になっている。
橋下知事は「街づくりの可能性をつくった。市の意気込みやビルの金額など、府庁移転に向け前提条件はすべてそろっている」と評価。平松市長は「移転した場合、大阪城周辺の整備に協力し、一緒になって大阪全体の力の底上げをしたい」と応じた。