オムロンは19日、笑顔の度合いを測定できる装置「スマイルスキャン」を20日から発売すると発表した。接客研修用として百貨店やホテル、外食業などサービス業を中心に売り込む。
カメラに映った顔の特徴から、オムロン独自の指標でその人の「笑顔度」を認識、0−100%の数値でモニターに表示する仕組み。
目標値を設定し、笑顔を維持させるトレーニングのほか、2人の笑顔度を競うゲーム機能などを備えた専用ソフトも発売する。
入退室管理などのセキュリティー分野でオムロンが強みを持つ「顔認識技術」を活用。過去に蓄積した100万人以上の顔データを基に「客観的な笑顔の評価が可能」(同社)としている。
価格は、カメラと専用認識装置のセットが導入費用も含め30万円弱、専用ソフト付きで60万円弱。別途モニターやパソコンが必要。初年度100セットの販売を目指す。