【ニューヨーク18日共同】米自動車関連業界の主要企業が2000年以降発表した人員削減数が100万人を突破したことが18日分かった。米人材サービス会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスがまとめた。
米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラーは17日、米政府に提出した経営再建計画でそれぞれ4万7000人、3000人の削減を表明。その分が上乗せされたためディーラーや部品メーカーなどを含む業界全体の2000年以降の削減数は計100万9657人に達した。
米自動車市場は金融危機に端を発した景気後退で急激に縮小し、人員削減が今年に入って加速。今月17日までの2カ月弱だけで6万1953人に達し、08年前半の6カ月間で記録した5万1459人を上回るハイペースとなっている。