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2009年02月19日(木) 00時00分

労働問題解決が重要 GM再建で経団連会長中国新聞

 日本経団連の御手洗冨士夫みたらい・ふじお会長は十八日、徳島市内で記者会見し、米自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラーの経営再建について「労働組合との話し合いなど、積み残している問題を解決することが大きな要素」と述べ、労働問題を解決した上で進めていくべきだとの考えを示した。

 御手洗会長は「(労使で)さらに深く話し合って円滑に解決し、その上で再建計画を実行すべきだ」と述べた。

 中川昭一前財務相の辞任については「有能な人と思うので非常に残念」とする一方で、後任の与謝野馨氏に対しては「実行力があり評価している」とし、今後の政策運営に期待感を示した。

 キヤノン関連施設工事をめぐる脱税事件で、徳島市の会社が裏金の捻出ねんしゅつに関与したとされる点については「知らない」と述べるにとどまった。

 御手洗会長は四国経済連合会との意見交換のため、徳島市を訪れた。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200902190062.html