【クラクフ(ポーランド南部)19日共同】北大西洋条約機構(NATO)は19日、ポーランド南部クラクフで国防相理事会を開いた。2日間の日程でオバマ米新政権下のアフガニスタン戦略などを協議する。
オバマ政権が17日、アフガンへの約1万7000人の米兵増派を発表したことで、NATO加盟国は増派の検討を迫られているが、経済危機に伴う財政悪化に直面しており、日本を含む非加盟国に資金支援を求める声が強まっている。
イラク駐留米軍を撤退させる一方、アフガンへの増派を表明したオバマ政権の方針を受け、ドイツは600人、イタリアは最大750人などの増派方針を表明した。
8月にアフガン大統領選を控え、デホープスヘッフェルNATO事務総長は「米国以外で計約1万人の増派」を求めたが、英国、フランスなどは難色を示している。