【ジャカルタ19日共同】アジア歴訪中のクリントン米国務長官は19日、インドネシアの首都ジャカルタ市内の大統領宮殿でユドヨノ大統領と会談、同日午後、3番目の訪問国である韓国に向けて出発する。
2004年の就任以来、民主化を着実に進めてきたユドヨノ大統領は国民の間で評価が高く、今年7月の大統領選でも再選が有力視されている。
大統領との会談後、クリントン長官は米国際開発局(USAID)がジャカルタ市内で実施している公衆トイレ設置プロジェクトを視察する予定。
クリントン長官は18日、日本からインドネシアに到着。テロ警戒の厳戒態勢が敷かれる中、ハッサン外相や東南アジア諸国連合(ASEAN)のスリン事務局長らと会談した。クリントン長官は会談後の記者会見で「インドネシアはイスラムと民主主義、現代性が非常にうまく共存できることを世界に示した」と語った。