【ニューヨーク18日共同】米ニューヨーク州バファロー近郊のボンバルディア機墜落事故で、18日付の米紙ウォールストリート・ジャーナルは、関係者の話として、事故機が墜落直前、誤って機首上げの操作をしたことが事故につながった可能性があるとの見方を伝えた。
事故原因については、主翼への着氷説も出ているが、操縦ミスを指摘する見方はこれまでなかった。1年近い調査を見込む米運輸安全委員会(NTSB)は、原因を特定するには時期尚早としている。
同紙などによると、バファロー・ナイアガラ国際空港に向かった事故機は墜落直前、車輪を下ろし、揚力調整のフラップを出して着陸体勢に入ったが、失速防止装置が反応した。この際、スピードを出すため機首を下げる操作をすべきだったのに、同機は逆に機首上げの操作をして、失速状態から回復できなかった。