日本ハムのドラフト2位ルーキー、榊原(関西国際大)が19日、守護神争いに名乗りを上げた。4−0の9回にマウンドへ上がると、韓国リーグの昨季覇者、SK打線を3人でぴしゃり。14日の紅白戦に続いての好投で、首脳陣の評価もうなぎ上りだ。
「ピンチになったほうが良い球が投げられるし、抑えのほうが調子が良い」と榊原。梨田監督は「顔に出さないし、淡々としている。自分で狙ったところに投げられるという確信もあるようだ」と、抑えとしての適性を口にした。
岐阜・中京高時代には、エースとして明治神宮大会で優勝。高校卒業後に入部した三菱自動車岡崎が活動自粛に追い込まれ、大学へと進んでプロ入りした苦労人だ。
梨田監督から、体格や投球フォームが米大リーグで活躍した長谷川滋利氏に似ていると評される。メジャー通算33セーブを挙げた右腕のように、輝くことができるか。