不動産経済研究所が19日発表した2008年の全国マンション発売戸数は、前年比26・7%減の9万8037戸で、バブル崩壊後の1992年(7万5173戸)以来、16年ぶりに10万戸を割り込んだ。
価格上昇や金融危機でマンションの売れ行きが悪化し、多くの在庫を抱えた不動産会社が新規物件の供給を絞ったことなどが要因という。
首都圏は28・3%減の4万3733戸、近畿圏は24・7%減の2万2744戸、東海・中京圏は25・0%減の7597戸と、大都市圏で軒並み大幅減となった。マンション1戸当たりの全国の平均価格は3901万円で前年を88万円上回った。不動産経済研究所は「さらに価格が下がるとの見方から買い控えが起きている」と分析している。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090219-OYT1T00917.htm