麻生首相が、都内の私邸から首相公邸に転居して19日で1か月がたち、引っ越し前に比べて帰宅時間が約1時間半早まった。
首相が東京・渋谷区の私邸に住んでいた昨年9月24日の就任から1月18日まで(週末と休日、海外出張時を除く)の帰宅時間を積算して日数で割ると、平均帰宅時間は午後10時40分。公邸暮らしを始めてからは午後9時5分になった。
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引っ越し前は、首相官邸で公務を終えると、都内のレストランなどで外食し、その足でホテルのバーなどに向かう「はしご」をほぼ1日おきで繰り返していたが、引っ越し後の「はしご」はわずか3回で、週1回のペースに激減。どこにも寄らず公邸に戻る「直帰」は1か月で8回だった。
体調不良で記者会見に臨み失態を演じた中川昭一前財務・金融相が辞任に追い込まれたこともあり、党幹部からの「疲れないよう早めに帰宅すべきだ」との助言を素直に受け入れる日々が続きそうだ。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090219-OYT1T01155.htm