麻生首相は19日、首相官邸で記者団に、自民党内から首相への批判が公然と出ていることについて、「いろいろ意見が出るのは、ある意味健全だ。誰も言わないで黙っている方がよほど問題だ。批判を受けとめるべきものだと思っている」と述べた。
首相はまた、「今やるべき一番大事なことは、予算をあげ、景気対策に専心することだ。それに全力をあげて頑張るのが、私の基本的な態度だ。不信というか不安というか、そういったものの解消に努めていきたい」と語り、引き続き政権運営にあたる考えを強調した。
「自らの手で衆院解散・総選挙を行う考えか」と問われると、首相は「はい。ずっと同じことを申し上げている」と述べ、「解散権」の行使に改めて意欲を示した。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090219-OYT1T00885.htm