【モスクワ=槙野健】今年1月、北方4島の住民に人道支援物資を届けようとした日本の訪問団が、ロシア当局から出入国カードの提出を求められた問題で、出入国を所管するロシア連邦移民庁は18日、カードの記入を引き続き求めていく考えを示した。インターファクス通信が、同庁報道官の話として伝えた。
報道官は「カード記入は、法が義務づけたものであり、疑問の余地はない」と主張。カード記入の手続きが、日本側の負担になるとは思わないとの見解を示したうえで、「南クリル諸島(北方領土)での出入国カードの記入手続きは電子化し、国境検問所で旅券の読み取り作業と同時に、自動的に書き込まれることになるだろう」と述べた。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090218-OYT1T01127.htm