中国電力が山口県上関町で進めている原発建設計画を受けて、国から特別交付金1億1500万円が県に交付されることになり、県商工労働部は18日、新年度予算に盛り込んだと発表した。交付金は、県を通じてそのまま上関町に交付、建設される温泉施設などに充てるという。
資源エネルギー庁や同部によると、交付されるのは「原子力発電施設等立地地域特別交付金」で、2009—12年度にかけ、最高で25億円。
原発計画から運転期間中にかけて交付される「電源立地地域対策交付金」とは別に、町が立てた地域振興計画に対して交付される。同庁によると、県で初めての原発計画だったため認められたという。