【ユジノサハリンスク=瀬川大介】ロシア極東サハリン沖の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」が18日稼働し、ロシア初となる液化天然ガス(LNG)の本格生産が始まった。
年間生産量960万トンの半分強にあたる約500万トンが東京電力など日本の電力、ガス会社向けで、需要拡大が予想されるLNGの新たな供給源となる。日本への輸出は3月に始まる予定だ。
サハリン南部プリゴロドノエで同日開かれた稼働式典には、麻生首相とロシアのメドベージェフ大統領が出席した。麻生首相は「(近接地からエネルギーを調達することは)日本にとって長年の夢だった」と述べ、メドベージェフ大統領も「世界規模のエネルギー安全保障に貢献すると思う」との考えを強調した。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090218-OYT1T00741.htm