【ニューヨーク=山本正実】連休明け17日のニューヨーク株式市場は、世界経済の先行きが懸念され、ダウ平均株価(30種)は、3営業日連続で下落し、前週末比297・81ドル安の7552・60ドルと、昨年11月20日以来の安値で取引を終えた。
ハイテク銘柄が中心のナスダック店頭市場の総合指数は、63・70ポイント低い1470・66で取引を終えた。
米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが17日、東欧諸国で事業を展開する欧州の金融機関の財務の不安を指摘したことで、世界的な金融不安が再燃するとの懸念が広がり、米銀行株などが売られた。
この日成立した景気対策に対しても、「即効性に乏しく力不足」(市場関係者)との見方から株価を押し上げる材料にはならなかった。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090218-OYT1T00185.htm