中川前財務・金融相の辞任を受け、与野党は18日午前、国会内で国会対策委員長会談を行い、国会の正常化について協議した。
自民党の大島理森国対委員長は、中川氏の辞任を陳謝し、与野党は一連の問題に関して19日午前の衆院予算委員会で麻生首相と質疑を行うことで合意した。野党は18日、中川氏に対する問責決議案を撤回した。
河村官房長官は18日の記者会見で、中川氏の辞任とクリントン米国務長官の来日が重なったことについて、「国益から考えて残念だった」と述べた。
一方、自民、公明両党の幹事長ら幹部は18日午前、都内のホテルで会談し、中川氏の問題で野党が麻生首相の任命責任を追及する構えを見せていることについて、「本人の健康管理の問題が原因で、首相の任命責任を問うのは筋違いだ」との認識で一致した。
町村信孝・前官房長官、津島雄二税制調査会長ら自民党の派閥領袖も同日午前、都内のホテルで会合を開き、「予算をしっかり成立させることを超える政治課題はない」との考えで一致した。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090218-OYT1T00477.htm