井原市美星町三山の歴史公園、中世夢が原にある五万原遺跡(市指定文化財)で復元していた弥生時代の竪穴住居の建て替えが始まった。老朽化のため。中世夢が原管理協会では作業を手伝うボランティアを募集している。
遺跡は弥生時代後期(3世紀ごろ)の住居跡。1967年の調査で見つかり68年に住居(縦7.7メートル、横7メートル、高さ5メートル)を復元した。住居は77年に焼失したが、旧美星町民有志の寄付などで2年後に再建。92年の中世夢が原オープン後は協会が自主的に管理してきた。2006年8月、屋根が垂木とともに沈み柱も折れたことから、管理協会は全面的な建て替えを決定した。
ボランティアは3月8、15、22日の午前9時半から、かやの切断などを手伝う。入園料(大人800円、小人500円)無料。イノシシ鍋などを提供する。申し込みは各前日の午後4時までに電話0866(87)3914。
【写真説明】建て替えが始まった五万原遺跡の竪穴住居