大分市選管は、市議選の開票作業で、投票用紙の「自動読み取り分類機」を初めて導入する。すでに地方選挙などで導入し、開票時間の短縮につながった自治体もあり、効果が期待される。
市選管によると、分類機は事前に漢字とひらがなで登録した候補者名を読み取る仕組み。1分間に最大600枚を読み取り、候補者55人を3、4人ずつ分類する。票はさらに職員が個別に分ける。登録されていない文字があれば職員が確認する。今回は4台をレンタルで導入する。
従来は職員が開披台に広げられた投票用紙を手作業で分類していたが、分類機の導入で負担が減るため、開票作業に当たる職員を前回の市議選より66人減らし、585人にした。
市選管は「順調なら開票作業の短縮にもつながる。分類機にセットする時間がかかり、スピードアップにつながらないこともあるが、上手に使って効率化を図りたい」としている。
投票は22日午前7時〜午後8時(一部地域は繰り上げ)で、午後9時15分から県立総合体育館で開票される。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/oita/news/20090217-OYT8T00988.htm