鹿屋市は17日、総額382億1200万円の2009年度一般会計当初予算案を発表した。前年度当初比3・6%増で、公共事業や雇用創出のための事業など景気刺激策を盛り込んだ。
歳入は、市税が市民所得や企業収益の減少で前年度当初比5・5%減の91億6900万円。地方交付税は7・3%増の126億6200万円。市債を17・1%増の31億8800万円発行するほか、財源不足を補うため貯金にあたる財政調整基金など5基金から計20億500万円を取り崩す。市の借金である市債残高は09年度末で431億2000万円になる見込み。
歳出は、景気刺激策に重点を置いたことから公共事業などの投資的経費が63・5%増の42億6900万円と大幅に伸びた。人件費や扶助費などの義務的経費は2・6%減の211億3400万円となった。
主な事業は▽臨時職員雇用などの緊急雇用対策事業5089万円▽再就職支援研修事業982万円▽小、中、高校の耐震化促進事業1億236万円▽南部学校給食センター整備事業2億5941万円——など。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20090217-OYT8T01193.htm