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2009年02月18日(水) 21時02分

昨年のエイズ感染数、過去最多の1113人…中高年も増加読売新聞

 厚生労働省のエイズ動向委員会は18日、昨年中にエイズウイルスに感染した人は1113人、エイズを発症した患者は432人で、ともに過去最多だったと発表した。

 新規感染者と発症者を合わせた年齢別内訳をみると、30歳代が最も多く、559人と全体の36%を占めた。50歳以上の高年齢層は、前年(236人)の1・2倍の283人に増加した。

 感染経路は、同性間の性的接触が964人だったほか、異性間の性的接触が365人。全体の約82%(1273人)が国内感染と推定された。

 同委員会の岩本愛吉委員長は「中高年の感染者、患者が増えている。こうした層にも予防啓発を強化していく必要がある」と話している。

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090218-OYT1T00791.htm