記事登録
2009年02月18日(水) 16時28分

車など女性の視点で市場開拓中国新聞

 冷え込む消費を刺激しようと、広島県内の自動車販売会社やホテルなどが女性従業員の専門チームを設け、女性向け商品や店舗改善に知恵を絞っている。「消費のけん引役」とされるアラフォー(40歳前後)やアラサー(30歳前後)世代にも着目し、女性の視点で需要を掘り起こす。

 自動車販売のトヨタカローラ広島(広島市中区)は昨年11月、営業や事務の20歳代の女性8人で「オレンジコレクション」を発足させた。女性の免許取得率が伸び、購入に大きく関与している割に「自動車販売店は敷居が高い」という女性客の声に対応した。

 リーガロイヤルホテル広島(同)は今月1日、女性8人のチーム「ティアラ」を結成した。3、40歳前後の独身や子育て中の母親向け宿泊プランなどを練る。そごう広島店(同)で活躍するのは女性12人でつくる「ヴィーナスプロジェクト」。昨年10月、30歳前後の需要を探るため結成した。年始商戦の福袋や地元ホテルと連携したバレンタイン用商品を企画した。

【写真説明】女性に喜ばれる店づくりで意見を交わす自動車販売会社の女性従業員(広島市中区)

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200902180277.html