【ソウル=浅野好春】韓国の聯合ニュースは18日、北朝鮮の金(キム)イルチョル前人民武力相(国防相に相当)が同省の第1次官に降格された、と報じた。
3月8日の最高人民会議代議員選挙に関連して朝鮮中央テレビが18日伝えた有権者らの「忠誠の決意大会」で、この肩書が確認されたという。
降格の理由は不明。先に任命された金永春(キムヨンチュン)新人民武力相(国防委員会副委員長)は金正日(キムジョンイル)総書記の厚い信任を得ている人物で、米国や韓国に対する「強硬路線」の発動に向けて起用されたとの見方がある。