【香港=竹内誠一郎】中国で、言論や思想を理由に働く権利を剥奪(はくだつ)された人がいるとして、中国の憲法や「世界人権宣言」に基づいて言論の自由を求める「公民建議書」が16日、民主派知識人27人の署名付きで、インターネット上に公開された。
「建議書」では、文化大革命中に「右派分子」として殺害された女性を授業の教材に取り上げたことで、校内で「思想が偏っている」と批判され、1年間の「労働教養」処分を受けた上、3年以上働く権利を奪われている芸術学院教師ら、いずれも教職に就いていた7人の事例を紹介した。