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2009年02月18日(水) 09時14分

アフガンへ1万7千人増派 オバマ米大統領が承認中国新聞

 【ワシントン17日共同】米ホワイトハウスは十七日、オバマ大統領がアフガニスタンへの米軍増派計画を承認したと発表した。米メディアによると、増派規模は約一万七千人。オバマ政権下で、戦地における兵力の大規模な展開方針が決定されるのは初めて。

 派遣されるのは陸軍など二個旅団を中心とする部隊。オバマ政権は治安悪化が続くアフガニスタン情勢改善のため、大幅な兵力増強案を検討中。現地司令部側は現在の約三万五千人を一年半程度かけ最大六万人規模にまで増やす計画を要求しており、今回の増派はその一部となる。

 オバマ氏は三月をめどに、アフガンに強い影響力を持つ隣国のパキスタンまで含めた新たな中央アジア戦略を策定する構えで、最終的な増員規模はその際に決定される見通しだ。

 オバマ氏は、イラク戦争に手を焼きアフガンの治安悪化を招いたブッシュ前政権の教訓から、安全保障戦略の軸足をアフガンに移す考えを表明している。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200902180144.html