携帯電話端末で世界最大手ノキア(フィンランド)子会社のヴァーチュは18日、日本での高級携帯電話サービス開始を前に東京・銀座の直営店や端末を報道陣に公開した。19日に開店する。
同日から、操作ボタンにダイヤモンドを使った1台600万円の端末の予約を受け付ける。店頭に届くのは1カ月以上先になるという。このほか金を使ったり、スポーツカー「フェラーリ」の紋章が描かれた機種などすべて手作業でつくられる14種類の端末については店頭販売を開始する。価格は370万−67万円。
銀座の中心部に位置する店は、携帯電話はすべてショーケースに入っており宝石売り場のような雰囲気。19日から販売する端末は音声通話しか利用できないが、5月からはメールやインターネットも利用可能になる。さらにボタンを押すと利用者専用のコンシェルジュが飲食店の予約や航空券の手配をしてくれる専用サービスを始める。
伴陽一郎日本事業統括責任者は「厳選された素材やサービスが強み。こだわりを持った人に持ってほしい」と話した。