自ら作った合鍵で同僚のアパートに侵入しようとしたとして、新潟県警は18日、住居侵入未遂や窃盗などの疑いで県警秋葉署交通課の警部補(32)を書類送検し、停職6月の懲戒処分にした。警部補は同日付で依願退職した。
県警によると、警部補は、県警職員である同僚警官の妻に好意を寄せていたといい「家の中を見たかった」と供述したという。
調べでは、警部補は1月8日夜、署内で同僚の机からアパートの鍵を抜き取ってコピー機で紙に複写。これを基に自宅で工具を使って合鍵を作り、同15日夜に同僚宅に侵入しようとした疑い。合鍵を鍵穴に入れたが、開けることができなかったという。同僚が被害届を出した後、副署長に「自分がやりました」と申し出た。
村山米次首席監察官は「警察の信頼を損ない、極めて遺憾」としている。