18日午前11時5分ごろ、大阪府東大阪市玉串町の市立花園中学校で、男が正門横の通用口を外から開けようとしているのを、近くの路上にいた教諭2人が発見。声を掛けたところ、男は持っていた文化包丁(刃渡り約15センチ)を教諭(48)に突き付けた。
教諭は包丁をつかみ、取りあげた際に軽傷を負い、もう1人の教諭が後ろから男を取り押さえた。河内署は殺人未遂の現行犯で男を逮捕した。
調べでは、男は東大阪市に住む同校支援学級の卒業生(17)。「在校中いじめに遭った。中学の生徒が自分の悪口を言っているのが頭に入ってきて、中学生を殺さなければならないと思った」と供述。中程度の知的障害があるという。
花園中によると、約2年前に「きしょい(気色悪い)」「近寄るな」などとからかわれたと、男が学校に苦情を寄せ、生徒が謝罪したことがあった。在校時にいじめがあったかは確認ができていないという。