中学2年の男子生徒に10数発のビンタをし、左耳の鼓膜を破ったとして、福岡県警早良署は18日、傷害容疑で福岡市立城南中学校の男性教諭(45)を来週にも書類送検する方針を固めた。
教諭は市教育委員会の調査に「感情的になってしまった」と話し、県警の調べにも容疑を認めているという。
早良署の調べでは、教諭は昨年6月、体育館の壁を壊した生徒の顔を平手で10数回たたき、鼓膜を破った疑い。
市教委によると、生徒は部活中に体育館の壁をわざとけって穴を開けた。当初は事故と説明していたが、後日、謝罪しようと校務員を訪ねた際、部活の顧問だった教諭にたたかれたという。生徒は計5回通院した。
市教委は昨年11月、教諭を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしている。生徒側から相談を受けた早良署が捜査していた。