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2009年02月18日(水) 16時47分

元警視に懲役10月求刑 飲酒運転事故「極めて危険」東京新聞

 飲酒運転で当て逃げ事故を起こしたとして、道交法違反の罪に問われた元警視庁警視日高幸二被告(50)の水戸地裁土浦支部での初公判で、検察側は18日「現職の警察官幹部による極めて危険な行為で酌量の余地はない」と懲役10月を求刑した。判決は3月11日。

 日高被告は意見陳述で「警察官でありながら大変なことをしてしまった。いかなる処罰も受けます」とうなだれた。弁護側も起訴事実をすべて認め「懲戒免職処分になるなど既に社会的制裁を受けている。罰金刑か、懲役刑でも執行猶予が相当」と主張。

 検察側は「被告は500ミリリットル入りの缶ビール2本と酎ハイを2本、焼酎のウーロン茶割りを2、3杯飲んでいた。仮眠した後、自宅まで近い距離だから事故は起こさないと考えて運転した」と指摘した。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009021801000457.html