産業廃棄物の木くずを一般ごみと偽り、愛知県春日井市が運営するごみ処理場に捨てていたとして、県警生活経済課と春日井署は18日、廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで、ごみ収集運搬業「エコジャパン」(同市知多町)社長の大平功容疑者(43)ら2人を逮捕した。
逮捕容疑では、大平容疑者らは昨年12月19日、春日井市内の工務店など2社から回収した木くず約30キロを生ごみなど一般ごみに混ぜて、収集運搬用のパッカー車で、市が運営する「クリーンセンター」(春日井市神屋町)に持ち込んで不法に投棄したとされる。2人は容疑を認めている。
同社は市の一般ごみの収集運搬の許可を受けており、県警はその立場を悪用して不法投棄を繰り返していたとみている。
エコジャパンは、ホームページで「循環型社会の実現」をうたい、中でも木くずは代替燃料として再利用する、としていた。
大平容疑者は逮捕前、中日新聞の取材に「故意ではない。積み替えの時に混ざってしまっただけ」と、疑惑を否定していた。
(中日新聞)